two order

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桃色の唇が、柔らかな艶を帯びる。 そっと指でなぞっていると、ガチャッとドアが開いた。 「セレナー、そろそろ始まるよ?」 「…ぅ、ぅん…」 慌ててリップをしまうが、少女に見られてしまった。 「あれ~、セレナは化粧に興味ないんじゃなかったっけ?」 相手はニヤリと笑いながら見つめてくる。 私が俯いていると、小さくため息をつかれた。 「その感じは…恋かな?もしかして奴隷で誰か好きになったの?」 この胸の高鳴りが…恋? そっと胸に手を当てると、いつもより早く動いていた。 私は、あの人に恋心を抱いてしまったの? そう考えるだけで顔が熱くなる。
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