two order

21/40
前へ
/167ページ
次へ
「さて…全員大人しくしてろよ?」 会場が鎮まると、翼に合図して召使い達を一斉に中にいれた。 逃げようとしてた奴等は、鈴達がきっちり捕まえている。 「ふぅ…」 思わず小さなため息が出てしまった。 取り敢えず…ミッション成功かな。 後は各班に任せて、セレナちゃんを探しに行こうとした時だった。 目の前のステージに小さな人影が見える。 間違いなく彼女だった。 「…っ」 走って駆け寄る。 すると、相手からもそばに来てくれた。 「終わったよ…セレナちゃん」 「…ぉつ…かれ…様です…」 ふんわりと柔らかい笑顔をこちらに向ける。 うん…何か幸せ… 優しく頭を撫でていた時だった。
/167ページ

最初のコメントを投稿しよう!

768人が本棚に入れています
本棚に追加