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少し不安そうな顔をしていたので、「大丈夫」と優しく声をかけてあげる。
セレナちゃんは小さく頷いて、鈴と一緒に医療班の元に行った。
「…彼女がノルン候補ですか?」
翼が優しく微笑みながら聞いてきた。
「ああ。可愛いだろ?」
「はい。それに、とても綺麗な方でしたね」
「…本当は鈴が一番綺麗だと思ってるくせに」
「え、あ、その…//」
たじたじの翼をからかいながら俺達は支社に帰った。
奴隷だった人達は、身元確認して帰される。
少しのお金と食料と一緒に。
「結構いるな…」
親父に報告する前に一応見に来た。
もし、帰る場所がない人がいたら、一緒に報告しなければいけない。
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