two order

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報告が終わると、親父は「ふむ…」と言ってそばにあった資料を見つめた。 「その5人は、こちらで配分を決めたいところだが…何人欲しい?」 答えなんて決まってるだろ? 「セレナ・シルフォード…彼女だけは絶対俺のものだ」 言い切ると親父は驚いたが、すぐに口角を上げた。 「…ノルン候補か?」 「さすが情報が速いな」 ニッと笑って言うと、自慢気に頷いていた。 「では、セレナ・シルフォードはお前に任せよう。後、誕生日パーティーをする事にした」 「マジで!?」 「ああ、お前の見合いを兼ねてな」 えっ…見合い!? 「ちょっ、まっ…親父!?」 「じゃあ、クリスマスに」 そう言って、笑いながら通信を切りやがった。 あのくそジジィ…
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