two order

27/40
前へ
/167ページ
次へ
お見合いなんてする気ないのにさ… 小さくため息をついて椅子に凭れる。 まあ、彼女が手に入るなら構わないか。 ほくそ笑んで部屋を出た。 「ご報告は終わりましたか?」 翼が優しく微笑みながら、資料を整理している。 「ああ。セレナちゃんのノルン候補も許可貰えたぜ♪」 「それは良かったですね」 小さく微笑んで頭を優しく撫でてくれた。 やっぱり落ち着く…翼の大きな手。 新しい召使い達に挨拶をしなければならないから、スーツに着替えて応接間に向かった。 中に入ると、全員がきっちり並んでいる。 勿論彼女もいる。 セレナちゃんを少し見つめた後、椅子に座った。
/167ページ

最初のコメントを投稿しよう!

768人が本棚に入れています
本棚に追加