two order

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この時は確かに「俺のノルンになって下さい」って言おうとしてたんだ。 でも、何故か俺は自重出来なかった… 「今日からお前は俺様のメイドだ」 「…私…が?」 …ま、待て待て待て!! 俺、今何言った? 『俺様』!? しかも命令形かよ! 一人ツッコミをしてしまうほど、頭の中はパニック状態だ。 弁解の余地を測ってあたふたしていると、ぎゅっと服を握られた。 「…私…なんか…で…良いなら」 さっきよりも強く握って見上げている。 うん…これ何てエロゲ? もしくは夢? 現実逃避をしようとするが、彼女の小さな震えを感じて戻される。 「本当に良いのか?嫌なら無理するな」 最終確認をする様に、優しく尋ねた。 セレナちゃんは小さく首を縦に振る。
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