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いきなりすぎて、どう反応したら良いのか分からない。
戸惑っているうちに、どんどんキスは深くなっていく。
「んぅ…はぁ…///」
時折混じる吐息は、いつもの私とは違う甘い声だった。
自分でも驚いたし、恥ずかしいけど、酸欠になっていてそんなことに構っている余裕はなかった。
「チュッ…ん…ふぅ…」
「んんッ…はぁ…///」
どれくらいしていたんだろう。
二人の間には銀糸が紡がれていた。
走った後みたいに肩で息をしながら俯く。
初めてだけど…長く甘いキス…
大分落ち着いて、少し戸惑いながら見上げると、未だに肩で息をしているご主人様がいた。
心配して頬に触れると、小さく「ごめん」と謝られた。
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