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どう聞こうか迷っていると、由羽が紅茶を乗せたトレーを運んできた。
重たいのか、微かに腕を震わせながら運んでいる。
鈴は少し離れた所から見守っていた。
まあ、落としそうになった時の為なんだろう。
俺達のいるテーブルに無事運ぶと、ゆっくり紅茶を淹れて始めた。
緊張しているのか、小刻みに手が震えている。
初々しくて、思わず抱き締めたくなる。
邪魔になるから絶対しないけど、体は変な疼きを感じた。
ある意味一種の依存症状みたいだ。
昨日会ったばかりなのに、こんなに依存するのは、やはり自分好みの容姿と性格だからかな?
懸命に淹れる姿を見るだけでも萌えている俺は、かなり変態な気がした。
自分でツッコむのもとても虚しいけど…
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