three order

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気を取り直し、小さく咳払いをして再び話しかける。 「…かれ「あなた、兄さんの何なの?」 「はいそこぉ、無視はダメだよ~…」 半泣きになりながら言うが、無視された。 「兄としての威厳が…」 「元々無いに等しいです」 項垂れて落ち込んでいるのに、更なる追い打ちをかけてくる鈴。 俺って女性に弱いのか? それとも、ただのヘタレ? どんよりと、キノコでも生えてきそうな雰囲気で隅でいじけていると、翼が優しく頭を撫でてくれた。 「…俺、翼の彼女になりたかった」 「ええ!?//は、早まらないで下さい!」 赤面になりながら、慌てて揺さぶってくる。 翼はからかい易いし、面白い。
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