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後ろに隠れて小さく震えているところが、何か小動物みたいだ。
優しく頭を撫でると、ぎゅぅっと腕にしがみついてくる。
やべ…鼻血出そ…
鼻血と葛藤しながら、親父と話をする。
「取り敢えず、俺はお見合いしないからな」
「しかし、決まった事なんだよ。それに、この話を持ち掛けて来たのは他ならぬお祖父様だからね」
「…爺さんが?」
何だか、急に背筋が凍える様な感覚に襲われた。
爺さんはちょっと苦手。
生真面目で何事に対しても厳しく、何故か俺だけ冷たく接しられる。
原因は良く分からないが、昔からそうだった。
だから、小さい頃からなるべく会わないようにして来たんだ。
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