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三番隊隊舎執務室にて。
「イヅル~もうあかん。ボク疲れたわ~。」
市丸隊長は書類が乱雑に積み上げられている自身の机に突っ伏す。
「それではお茶でも煎れてきましょうか?少しは気も紛れると思いますし。」
「ホンマ?頼むわ~。」
「分かりました。」
先程までのどんよりとした隊長の霊圧が少し明るくなる。
僕は口元に笑みを浮かべて席を立ち給湯室に行き隊長の湯呑みにお茶を注ぐ。
お茶請けに隊長の好きな干し柿をお皿に2つ置き湯呑みと共にお盆に乗せて執務室に。
「市丸隊長お待たせしました―…‥。」
執務室はもぬけの殻で窓から流れ込む風で書類が部屋の中に散乱している。
やられた!!隊長がいない‥!
僕は震える体を押さえきれず窓に向かい今まで出した事無いであろう声を上げる。
「隊長のバカー!!貴方なんてもう知りません!!狐ぇぇ!!」
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