180度転換

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すると 『あら?てっちゃん?ゆっきゃんどこ行くの?仕事?』 しまった!ママに見つかった。 ここで馬鹿正直な哲哉 『僕はニートです。夢も希望もありません!』 『え?てっちゃんここで自慢?』 まぁ自殺まで言わなくて 良かったよ…。 ママがすかさず答える 『何言ってんの?早くご飯食べちゃって。これから仕事よ?』 二人『え?ご飯?仕事?』 『そうよ。もうお昼過ぎだけど朝ご飯。はい。』 おいしそうな朝ご飯。 目玉焼きにウインナー それもシャウエッセンの 極上ウインナーに 味噌汁に白ご飯に塩鯖。 食パン一枚くわえて ____________ あー遅刻遅刻! 行ってきまーす! あ、カバン忘れてるわよー。 全くあの子ったら誰に似たのかしら… ねぇ?お父さん? 元気でいいんじゃないかー? ____________ などとゆう一連の動きを全く無視した とても綺麗な日本の朝ご飯。 なんだかんだ腹の減っていた二人は 『と、とりあえず食べようか。』 『そうしようか。』 『てっちゃんもゆっきゃんも食べたらお使い、頼むわよ?仕事としてね』 哲哉が食いながら返事をした 『モグモグ…仕事…ムシャとして?ゴクリ』 『はい。てっちゃん!食べながら話さない!』 『あ、すいません。』 幸男が哲哉を見ながら 『怒られてやんの。笑』 『あなた達、昨日の事忘れたの?』 『昨日の事?飲み過ぎてここで寝た事?かな…』 『違うわよ。昨日あなた達飲み過ぎで会計が50万オーバーよ?払える?』 これはママがでっちあげた 大嘘である。 だいたいこれが本当なら ぼったくりである。 『………』 黙り込む二人 『ね?払えないでしょ?だから働いてもらうの。笑』 ここでまたも 馬鹿正直哲哉 『飲み過ぎたーー』 ここまでくると 世間知らずのアホである。 かくして 暴れん坊で働く事になった 哲哉と幸男 これからが思いやられます。
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