180度転換

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場がシーンとなった時 大男が笑いだした 『がっはっはっは!!』 『え?え?』 何が起こったか分からない幸男。 『ここ暴れん坊ゆー名前やろ?せやからだーれも近付きもせぇへんから、ここに入った兄ちゃん根性あるのー思ったんや。笑』 『そうでしたか…』 ホッとする幸男 『ワシもこの暴れん坊っちゅー名前気に入ってんねん』 酒の入った哲哉が答えた 『ですよね?!僕もいいと思ったんですよ。こう何か胸ぐらを捕まれたような感覚になりまして、ここに入りました。』 『お?兄ちゃんセンスあるでー。笑』 『不思議な人がもう一人っと』 『ん?兄ちゃん何か言うたか?』 幸男がビクッとして 『い、いえー何でもありませんよ。苦笑』 『ワシは勝一。矢野 勝一や』 助けをよこす所か 口も出さなかったママが ようやく口を開いた。 『勝さんて呼んであげてね。笑』 哲哉が呟いた 『勝さん…ですね。』 『おう。兄ちゃんは?』 『僕は哲哉です。』 『あ、俺は幸男です。』 『哲哉に幸男やの。よっしゃ、一緒に飲もか?』 『お願いします。』 『ワシもロックくれや。民ちゃん』 『はいはい。もう用意してありますよっと。』 『民ちゃんは仕事が早いなー』 『ほな、かんぱーいっ!』 一同『かんぱーいっ!』 『いやー民ちゃん!今日はボロ勝ちやでー。気分えぇわ。がっはっは。笑』 『一年に一度か二度あれば充分ね。笑』 『そんな言い方せんといてや~。笑』 そんな他愛もない会話を続けていると どんどん時間が流れた。 携帯の時計を見ると もう朝方の5時を 回ろうとしていた。 哲哉も幸男も勝一も 泥酔状態だったので その場で眠ってしまっていた。
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