金だけの恋人

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「じゃぁ~なぁ。」 茶色の短髪の男。 いかにも軽そうな感じ。 手や足、首などにはジャラジャラとゴールドやシルバーのアクセサリーが着いていた。 「あ~眠ぃ。なんかすんげ眠ぃ・・・」 この男が受呪者・藤林 悠哉だ。 悠哉は自宅に帰るとベッドに私服のまま寝っ転がり、すぐに深い眠りについた・・・ (どこだ・・・ここ・・) 目の前には広い草原と木々。 そして暖かそうな長テーブルと合計4つの椅子が並べられている。 (なんだここ?訳わかんねぇ~。夢の中か?) 『くだらない』と言う顔付きで悠哉は周りの草を蹴った。 その時、 「あー何してるの。」
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