金だけの恋人

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「あな・・・」 女性が聞こうとした時、 「れお~ん♪」 意音が真っ先に男に向かっていった。 「玲音どうしたの?珍しいね、普段はあたしが店番してるときに出てこないのに。」 男に嬉しそうに抱きつく意音。 「意音は自分の力を説明しないから出てきた。」 「ありがとう玲音☆」 女性はそれを見て、どうしていいのか分からず、ただ呆然としていた。 それに男は気付いた。 「すまない。私の名は玲音。ここの主の一人だ。」 玲音と名乗る男はシルクハットを取り、女性に礼をした。 「主って・・・二人いたんだ。」 女性の言葉に意音は笑顔で言った。 「ちゃんと言ったよ。あたし達って。まっいいけど。」
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