真海大学 SILVER WINGS

6/7
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
一ノ瀬の内に秘めた熱い想いを聞いた二ノ宮は、 二宮「さすがうちの1stQBだな。いっつもクールだから内心心配してたんだけど、それ聞いて安心した。…けど高大には言わないほうがいいよな?」 一ノ瀬「…あぁ、そーしてくれ。あいつに言うとまたうるさくなるし、俺のキャラにも合わない。」 二人は顔を合わせて軽く笑い合った。 ここで長々と話していたせいか練習時間が来たようで三本松が皆に告げる。 三本松「じゃーそろそろ体験入部始めるから持っている荷物は一つにまとめて、新一年は動ける格好に着替えてくれ!四条もご苦労だったな!」 四条「いやいや、昨シーズンの新人賞といえどまだ二年ですから。仕事はちゃんとこなしますよ♪」 四条はこのようなおちゃらけた性格のため、大抵の上級生からは可愛がられている。が、 一ノ瀬「…次の試合ではオールパスプレイでいく。お前ずっとパスプロ。」 二宮「おッ!さすが一ノ瀬!悪いな、四条♪」 二宮が四条の肩を軽く叩いた。 四条「えッ、一ノ瀬さんに二宮さんまでーそりゃないっすよー!!!」 一ノ瀬は彼に対しての風当たりが厳しい。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!