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テジョンにて再会した
慎一達、戦いを決意した理由を語る
慎一の心の中に在る
想い
ヒョンジョンの想いが、重なり合おうとしている
空へ、水鳥が飛び立つ
水面に幾重もの波紋が広がり、それはまるで、静かな日々に、突然、降り懸かって来た
あの日、あの時のようだ
慎一『誰かに望まれたかった訳じゃないけど…… ただ、あの時の俺には…………』
水面を、見つめ
慎一『そうする(志願)事しか、戦う事しか……選択肢がなかった……』
スゥーッと、立ち上がり
ヒョンジョン達の方向を見て
慎一『例え、君らが理解してくれなくても………俺は俺の選んだ道を後悔なんかしたくない!』
慎一の瞳は、静かに熱をおびている
ヒョンジョン『あなたは間違っていないわ』
慎一の手を握る
ヒョンジョン『あなたの気持ち、あたしはよくわかるもの』
あの日、場所は違っていても、ともに「大切な人」を「失った」
二人は、互いに呼び合うように出会い
現在(いま)また、再会を果たした
運命の糸があるなら
互いに絡み合いながら
静かに、そっと
慎一とヒョンジョンを
出会わせたのかも
しれない………
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