たった一つの

5/9
17人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
もうすぐ卒業だね。 あっという間だったね。 君は学校の先生になるんだね、なんだかとっても似合っている気がする。 「紘美、キャッチボールしようぜ」 君はいつもそう言って誘ってくれる。私も本当はずっと傍にいたいと思うんだよ。 でもね…それ以上に苦しいの、君といると、とても苦しくなるの。 だから初めて君の誘いを断った。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!