たった一つの

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「地元の大学受けたのも紘美の傍にいたかったからだよ」 君はそう言うと私を抱きしめてくれた。 君とはずっと長い付き合いで、いつも傍にいたけれど、こうやって抱きしめてくれたのは初めてだね。 「ねぇ、いつも傍にいてくれる?」 君は微笑みながら頷いた。 「ねぇ、私の事好き?」 君は微笑みながら頷いた。 「私も大好きだよ」 君は私に温かいキスをくれる。 たったひとつの思い、君を好きだということはこれからもずっと変わりはしないんだよ。 おわり
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