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「・・藤堂 花音。」
「ショウも覚えてるだろ?同姓同名でもアイツとは似ても似つかないよなぁ。あのトウドウ カノンとはさ。」
「・・・何を言ってる?そんなヤツ俺は知らない。」
「うわっ!ショウってばひどっ!!自分が一番いじめてたくせに。」
かっちーん!!
覚えてすらいないの?
私はアンタを忘れたことなんてないのに。
やっぱりアンタだけは絶対許さないー!!
絶対謝罪させてやるんだから!!
花音は怒りに体をぷるぷると震わせながら人知れず心の中でそう叫んでいた。
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