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いつものように裏庭のベンチで食事をしているとき、ヤツが不意に口を開いた。
「お前さ、なんで猫かぶってるわけ?」
「・・猫?ショウ君ってば、何言ってるの?」
「いや、ごまかしても無駄。この前のヤツ見られてもまだしらきるとか無理あるし。」
「・・・うっ。」
そうだ、コイツには何度もトリップの瞬間を見られてしまったんだったわ;
「あの時はちょっと考え事をしていて少し・・・変な行動を取ってしまったけど・・・。だから別に猫を被っているわけじゃないわ。」
「・・・ふーん。まぁ、いい
けど。」
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