二章‐戦争‐世界

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 帝国ではこの魔導鎧の重要性を改めて認識(魔導技術自体は存在したが、それを兵器に転用する実験は行われていなかった)、本土及び蓬莱の全軍事研究所をフル稼働させて魔導鎧の製造に着手した。  最初こそ全くの手探りだったものの、東方戦線よりの連合製魔導鎧の部品の回収成功、及び西方からの脱出を果たした東雲陸将による技術の奪取(東雲はこの功績により戦犯を逃れた)そして、上之宮重工の惜しみない技術、資金提供によりにより帝国も独自の魔導鎧『神威』の開発に成功。  現在、最前線にして最大級の魔導兵器研究所を抱える『蓬莱』の土地をめぐって緊張状態が続いていた。
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