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「シャットダウン……」
コウはキスがシャットダウンのスイッチだと知らなかったらしい。
「残念です、とても」
落ち込んでそういうと、今度はコウが私をぎゅっと抱きしめた。
「キスで愛情表現ができない代わりに、こうさせてください」
何が伝えたいのかわからなくて……いや、わかってしまったからこそわけがわからなくなって、私はただただ窓越しにキラキラ光る夜景を眺めていた。
コウの使用期限まで、あと一週間。
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