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「なにこれ」
「玲菜ちゃんが欲しがったものよ」
欲しがったもの……って、まさか本当にロボットを与えるなんて。
「開けてみて」
ママの言葉に促されて、ケースにかかっているリボンを解いた。
「きっと喜ぶわよ」
満足そうに……私の気持ちも知らないで。
ママの言葉に反応は示さず、邪魔な長い髪を耳にかけて蓋をあける。
「ね、すごいでしょ?」
自信たっぷりに言うママの気持ちが伝わってきた。
確かに……と私は息を飲んだ。
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