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「よし、確かに俺がここに入ろうと言った。元を正せばオマエに誘われた様な気もするが、百歩譲ってここへは俺が誘ったのだから、金が無かったオマエの分を奢るまでは納得しよう。したくはないが納得してみせよう。」 無一文のくせに、堂々と注文してからそれを告げるコイツもどうかと思うが、一旦それは置いておく。 「じゃあ何で奢って貰うオマエが、奢ってやる俺の分まで勝手に注文してやがんだ!何だこれは!?俺に新境地でも開拓させたいのか!?ねぇよっ!!そんなフロンティアスピリッツねーんだよ!!」 ぜーはーぜーはー、肩を上下させ、怒鳴る。 が、変な奴は全く動じず、納豆シメジバーガーにパクつきながらこちらを見上げているだけ。 「…おいしいですよ?」 平然と言い切る様子に、色んな意味でガックリと肩が落ちる。 何かもう馬鹿馬鹿しくなってきた。 そこで気が付いたけど、結局注目浴びてるし。 深く溜め息を吐き、姿勢を戻し、相変わらず何か問題でもと目で訴えてくるソイツに向き直る。 「で、俺に何の用?アンタ誰よ?」 ようやく本題。 口に頬張っていた納豆シメジバーガーを飲み下し、開いたソイツの口から出てきたのは、納豆の臭いと 世界終了のお知らせ。 しかも一週間後。 ……何この冗談?
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