屋上~過去の記憶~

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『昨日、海が意味もなく人をぶっ飛ばして、『勝ったよ!!』とか言ってるから怒っちまったよ』 心が純、正樹、尽、太一に言った。 『えー?あいつそんなことすんの?』 太一は聞き返す。 『らしいんだよ。んで、あまりにも許せねぇから、胸元殴って、なんで殴られたのか理由を考えろって言ってやったよ。あいつにはそんなことをしてほしくねぇからさ…』 心は少し元気なさそうに言った。 『心!安心しろ!!俺が今からぶっ飛ばして何時間も説教してきてやる!』 純は不適な笑いを浮かべ海の元へ行こうとしたが、四人に止められた。 『力ずくはダメっしょ?』 正樹は苦笑いをする。心と太一、尽も大きく頷く。 『ですよねー』 純は笑って行くのをやめた。 『純が行ったら、解決するものも解決しなくなっちまうからな』 尽が言うと、みんなは大笑いをした。
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