人形劇に一票

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義之「俺は……人形劇、かなぁ」 深い意味はない。 ただ、なんとなくクリスマスには、ファンタジーが似合うと思ったのだ。 教室中に広がる喜びの声と、溜息。 でもすぐに切り替わって、みんな人形劇の話をしだした。 茜「やったね!」 杏「当然ね」 小恋「えええ~? 今朝の『目覚めろテレビ』の占い、凶だったんだよ~ これのことかぁ~。はぁ~~。信じてなかったのに~」 茜「なに言ってるの、小恋ちゃん」 杏「主役に選ばれたんだから大吉じゃない……」 小恋「あ、あのねぇ。勝手に変なこと言わないでよ~」 雪月花がギャイギャイと盛り上げる まぁ、大変だけど、いい思い出になるかな。 杉並「仕方ない。お化け屋敷は次回に取っておくとするか」 麻耶「それでは、我がクラスの出し物は、人形劇とします 準備期間があまりないですが、皆さんがんばっていきましょう」 こうして、風見学園付属最後の催し物は、人形劇に決まった。
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