20人が本棚に入れています
本棚に追加
由夢「どうしてって、いつも一緒に寝てるじゃない?」
音姫「そーだよ。もう、弟くんのボケボケさん♪」
そう言って、つんつんと俺の頬わ突いてくる。
由夢「あー、お姉ちゃんばっかずるい」
負けじと由夢も反対側の頬を突ついてくる。
つんつんと柔らかな指先に左右の頬を突つかれる。
姉のほうは少し悪戯っぽく、
妹のほうは少し照れながら。
義之「…………」
なんだ、この状況は?
いつも一緒に……寝てる?
誰と誰が?
って言うか3人一緒に!?
キョトンとしてる俺に由夢がちょっと不服そうに頬を膨らませた。
由夢「もう、いつまで寝ぼけてるのかな、兄さんは、ほんとに寝ぼすけさんなんだから」
音姫「そうだね。寝ぼすけでいけない弟くんにはお仕置きが必要だよねー」
そう言って、音姉は瞳を閉じた。
そのままゆっくりと顔が近づいてくる。
由夢「あ、わたしもお仕置きする~」
由夢も瞳を閉じる
義之「…………」
これは……夢?
そうだ、夢に違いない。こんなことが現実にあっていいはずがない。
いや、イイ!!
目の前にはふたりの美少女の顔。お互いの吐息を感じるくらいの距離。
そう、これは夢だ。
その瞬間、俺は……、
不敵になった。
無敵になった!
いや、神だッ!!
夢だと分かれば、もはや恐れるものなど何もない!
据え膳食わぬはなんとやら?こんなおいしいシチュエーション、ありがたく頂戴しときましょう。
義之「つーワケで、いただきますっ!」
???「本題に入ります!」
最初のコメントを投稿しよう!