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『ここから・・・とってもいい香りがする・・・』
そういってその人は私の髪を耳にかけ首筋に唇をつけた
ビクッ!!
『美味しかったですよ・・・あなたの血・・・』
ゾクゾク
首筋に舌を這わせてくる
私の頭に(危険)の二文字が浮かび警告を発しているが体が動かない
『・・・・もっと・・・・・欲しいですね・・・・・あなたの血が』
丁寧に私の首筋に舌を這わせていたが鋭いものが首筋にあたったのがわかった
『いただき「誰だ!!てめぇ!!」』
抱きしめられていた腕が離れ私は地面に座りこんでしまった
『邪魔が入りましたね・・・残念ですが今日は我慢しましょう・・・やっと見つけたのですから・・・・次は必ず・・・・』
そう聞こえたかと思うと突風がおき男の人はあとかたもなく消えていた
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