一章~なんなんですか!?~

2/4
14人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
拝啓 天国にいる父へ  貴方のせいで、あたしは獣族とかいう人達が通う学園に通うことになりました。 一週間、無事に生き残れるよう頑張りますので、お父さんはお母さんに殺されててくださいね?(黒笑 「今日から、この霧牙学園に通う転校生だ。皆ー頑張ってもぎ取るんだな。」 なんですか!?その言葉!? …と内心姫香は突っ込みながら生徒に向かってお辞儀た。 「はじめまして。月宮姫香です。…よ、よろしく。」 うう・・・視線が痛いです…はい。 教室にいる生徒全員が皆姫香を見ている。 それも、獲物を見つけたというような獣の眼つきで。 「はいはい。美味そうだからってそんなに凝視すんな。月宮の席は…風鬼(カザオニ)の隣なー。ちなみにオレは担任の虎乃っつーから。名は名のんねえから。」 なぜ名前を言わないのだろうかと疑問に思いつつも、姫香は言われた席に座った。 「よ、よろしく。」 隣の風鬼におずおずとあいさつをする。 風鬼は無言で向いたかと思うとすぐに前を向く。 し、シカトですか…  はあ…とため息を1つついて授業に耳をかたむけた。 授業はごくごく一般と同じだった。 。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!