破壊の七柱

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「もう大丈夫か?」 シュウイチがピコに問いかけた。 「はい、大分気持ちが落ち着きました。」 殺人をしたことによって、鬱になっていたピコも、大分落ち着きを取り戻していた。 「決戦は明日ですね。」 ピコが言う。 「決戦?そんな大きなことじゃないさ、俺たちの勝利はすでに確定していることだからな。」 カイがマッサージチェアに座りながら言った。 「油断し過ぎると死ぬぞ?」 シュウイチも、さすがにリラックスし過ぎているカイを見て言った。 「いざとなれば島ごと、破壊するからさ」 さらりと言ったカイのセリフに、他の3人の口がひきつった。 「とりあえず明日は楽しもうじゃないか。」 カイがグラスを上にあげると、他の3人もグラスをかかげた。 「乾杯」 こうして、夜がふけていった。
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