破壊の七柱

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「準備はいいか?」 朝になり、4人は準備を始め 荷物は全て次元にしまった。 「いいです。」 「いつでも」 ピコとセンリの2人が応えて シュウイチもよさそうなので、カイは移転した。 最後の柱がある島に移動し、柱の方へと歩いて行く。 辺りは、カイ達の足音以外音がほとんど聞こえなかった。 「へぇ、大量の兵士がいると思ったら、いないんですか。」 カイが言った。 最後の柱の前には、5人の男が佇んでいた。 「あの5人、おそらく全員将軍格だろう。」 シュウイチが男達の放つ威圧感を感じて、言った。 「あなた達が噂の方々ですね。大人しくお引き取り頂けると嬉しいのですが」 5人の男達の真ん中に立っている男が言った。 「ん、お前の顔見覚えがあるな。」 カイが顎に手をあてて考える。 「お、そういえば。この国で英雄とか呼ばれてるやつですか、おかげでやる気が出てきましたよ。」 カイの言葉に男が言葉を返した。 「素直に帰る気は0ですか、ならば仕方ないですね」 場の雰囲気が、緊迫した。
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