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カイは、相手の男をよく見た。
金髪に澄んだ青の瞳、顔立ちも整っている。
「…敵か」
カイがボソッと呟いた。
「あいつは俺がやる!!」
カイ達の中から、センリが前に出た。
「大将…うん無理だな。あれとはやりたくないです。」
ピコはセンリと全く逆のことを言った。
「じゃあ、決まりだな」
センリが刀の柄に手をかけた。
「待て」
カイの声が聞こえた。
「あいつは気に入らん、主に顔を狙わないと気がすまない。」
黒い負のオーラを漂わせるカイに、センリも反論できなかった。
「じゃ、正々堂々」
カイの姿が消えた。
「一対一で殺ろうか」
カイが移転で大将の男の後ろに出現した。
男達は、瞬間的にカイに攻撃をしてきたが カイは事も無げに受け止めた。
「さぁ、行こうか 英雄 さん」
カイと大将の男は移転して、その場から消え去った。
「俺達は余り物か~」
センリが愚痴をこぼす。
「まぁ、少しは耐えてくれることを祈ろう。」
シュウイチの身体から精神力のオーラが漂い始めた。
「できるだけ、殺害しないように。それだけです」
ピコも武器の巨斧を構えて、俺達を見た。
数秒後 辺りに激しい爆発音が鳴り響いた。
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