破壊の七柱

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カイとリヒトは激しい打ち合いを繰り広げているが、リヒトの武器はそれに耐えきれず 次々に破損していく。 辺りには、たくさんの武器が散乱していた。 「さてと、そろそろ終わりだ。」 カイは、リヒトの武器が壊れた瞬間を狙って突きを放った。 「させるか!」 リヒトは目の前に、巨大な大剣を召喚して それを防ごうとした。 ガンッ! しかし、方天画戟はあっさり大剣を貫通して さらにリヒトに向かっていった。 「ぐっ」 リヒトが体を捻って避けると、カイはすぐさま拳を振るう。 ブォン… リヒトは、横に跳んで避けたが カイの拳の風圧に少し飛ばされた。 カイの拳の威力がわかり、リヒトは冷や汗をかく。 「だが、俺も大将です。今度は攻めますよ」 リヒトは、そう宣言して カイの懐まで近づいた。 「牛切丸」 ザンッ リヒトの召喚した刀に、カイは浅く鎧を斬られた。 「やはり、斬ることに特化した 刀 の、それも業物ならば斬れますね」 リヒトは刀を見て言った。 「それが、どうした?」 カイの傷はすぐに治癒した。 しかし、カイの口調が荒くなっていることから 多少苛立っていることがわかった。
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