破壊の七柱

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「ハァァァァァ!!!!」 デュランダルを消して、リヒトは精神力を高めていた。 「デュランダルを捨てたということは、まだ奥の手があるのかな?」 カイはリヒトの行動を見て、興味を持ち眺める。 「正義と真義 栄光の光は無敵の進撃と祝福を担い手に贈らん アヴァロンにて鍛えられし剣 岩上にて王を待つ スペードエース かの剣 至高にして至上なり 聖剣 エクスカリバー!!!!!」 ズッ 光が溢れる カイは津波が真っ二つに切られたことを確認した。 海が割れたように、斬撃の後が残り 水が流れていた。 「あれが切り札か、また良いものを持っていれじゃないか。」 カイはリヒトを眺める。 リヒトもまたカイを睨んでいた。 「フフフ、他の島は良いのかな?」 カイはこちらを睨みつけてくるリヒトを見て言った。 「俺は全てを守り切ってみせる!!」 リヒトはカイを見ながら叫ぶ。 その決意に突き動かされたのか、消費しているハズの精神力は逆に徐々に上昇していた。 「精神力の消費より早く精神力が上がるのは…さすが、正義の味方といったところか。だが…」 カイは自分も精神力を高めていた。 正義の味方 カイが羨むそれは、最もかいが忌避するものだった。
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