破壊の七柱

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オーラで守られていると言っても、精神力を使用するものだ。 精神力が少なくなってきたリヒトは、苦痛に顔を歪めた。 「はははっ!もっとその表情を見せろよ。」 カイはリヒトの顔を見て笑う。 「はっ!」 リヒトは方天画戟を逸らしきった。 方天画戟は向きを逸らされて、遥か彼方へと飛んでいく。 リヒトが相手は方天画戟が無くなり事態が有利になると思った瞬間 「来い、方天画戟」 すぐにカイは方天画戟を 次元 の能力で手元に戻した。 これは、神話の槍の真似をできるように、カイがした結果だ。 「残念だったね、さらに残念なことをしてやろうか?」 カイは満身創痍のリヒトを見て、朗らかに言った。 「…できれば勘弁願いたいな。」 リヒトは切実な思いで、カイにそう返した。 「遠慮しないでいいから。…契約に従い 雄々しき姿を見せろ。 応龍 」 ギガァァァァァァァーーーーーー!!!!!! 黄金の龍 現在のリヒトには、絶望的な強さを誇る 空の覇者 が召喚された。
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