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「ねえ君!どこまで走っていくの!?」
さすがにもう追いかけきれない。
乗る予定の電車にも乗れないだろう。
「よくきたね…」
女の子がくるりと振り返り年の割には妖艶な笑みを浮かべる。
あたりは町外れの草むらだ。
まだ遊び足りないのだろうか。
大人の遊びを教えてやろうかとでも思ったがその考えは踏みとどめる。
「お兄ちゃん名前は?私は魂呼…」
「魂呼ちゃんって言うんだ…可愛いね…」
するといきなら魂呼が纏っていたオーラが変わった。
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