連続ジャンケン -浩介-

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断る理由も特にないが、とりあえず訊く。 「お母さんとかは心配しないのかい?」 「家はすぐそこにあるから平気…」 真偽は定かではないが、それで構わない。 何故なら彼女が了承したからだ。 「もし、アナタがゲームに勝ったら私を好きなようにして構わないわ」 「そんなこと言っていいのかい?大人は卑怯だよ?」 浩介はニヤリと笑う。 少なくとも子供に負ける気はしなかった。 「でも…私が勝ったらお兄ちゃんの魂をもらうわ」
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