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そして3回目、4回目ともども魂呼がグーを出し、浩介はパーを出した。
「ははは…魂呼ちゃんー。リーチかかったねぇ~」
しかし魂呼は余裕の笑みを崩さない。
まるで自分が勝つというのが揺るがないと言わんばかりに。
浩介はそれが気にいらなかった。
もっと焦ってくれた方が楽しいのに。
そんな大人の歪んだ欲望はさて置いて、次に移る。
しかし魂呼同様に浩介も勝ちを確信していた。
何故ならば魂呼の手が完璧に読めていたからである。
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