連続ジャンケン -浩介-

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「じゃあ俺は帰るから…また今度」 「ええ~何でぇ~」 「今週中にレポート上げなきゃいけないんだ」 その声には何の感情も含まれてはいない。 送っていってという女の声を無視して歩き出す。 浩介は数歩、歩いてから思い出したようにつぶやく。 「そうだ」 「何?次のデートの話?」 その冷たい目からは愛など含まれてはいない。 飽き飽きしながら浩介はつぶやいた。 「別れよう…お前つまんない」
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