どうしようもないわがまま

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澄んだ青空の下、 茂は屋上のコンクリートに寝転びぼやいていた。 「あいつらなんでオレの言うこと聞かねぇんだよ。」 時は10分ほど前、 茂達は今度あるレクレーションの内容を考えていた。 女A「絶対こんなのできないって!」 茂「何お前オレに逆らってんだよ?オレがやると言ったらやんだよ!」 茂が言い切った直後、 「バン!」 女子が机を叩き立ち上がった。 女A「そんなのあんたのわがままじゃない!こんな話し合い無駄よ、私もう帰る、それじゃ」 そう言うと女子は荷物を持ち足早に教室を出ていった。 その目にはうっすら水滴。 「ガラガラッ、バタン!」 女B「私探してくる、じゃあ続きはまた今度」 男A「俺達も帰るか」 男B「そうだな💦」 クラスにポツンと取り残された茂であった。
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