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蓼｢空に何かあったのか!?｣
龍弥｢いくぞ｡｣
蓼｢確か雷はここから……あっ!!｣
蓼達は雷の落ちた場所に行ってみると空と黒こげになった綾子がいた｡
蓼｢空!!｣
空｢龍弥ぃぃぃ!!!!!!｣
ガシィッ!!
空は龍弥に思いっきり抱きついた｡
龍弥｢ゴフッ!?｣
空｢龍弥!! アイツ恐いしキモいよ!!｣
龍弥｢え? アイツ?｣
綾子｢ん～……………あっ､龍弥くんじゃな～い❤｣
龍弥｢お…お前…｣
ガサッ
霜｢え～っと…雷が落ちた場所は確かここら辺………あっ!! アンタは…｣
龍&霜｢綾子!!!!!!｣
綾子｢おっ久～❤｣
空｢２人とも知り合い?｣
龍弥｢あぁ……女郎蜘蛛の綾子だ｡｣
蓼｢女郎蜘蛛!?…………あっ!! もしかして今回の事件ってコイツの…｣
龍弥｢いや､それはない｡｣
蓼｢え? どうして?｣
龍弥｢だってコイツは…｣
蓼｢それにしてもこの坊や随分可愛いわね❤ お名前は何て言うのかしら？｣
空｢ヒィッ!!｣
龍弥｢稚児好きだ｡｣
蓼｢え?｣
龍弥｢そして…｣
綾子｢けど､龍弥くんも方が良いわね❤ それにまだ私の圏内よ❤｣
バッ!!
霜｢ちょっと!! 龍弥くんに近寄らないでよ!!｣
綾子｢ウッサイわよ小娘｡ その白い頭白髪染めしてやろうかしら?｣
霜｢アンタこそそのトチ狂った髪の色染めてやろうかしら?｣
龍弥｢見ての通り女がキライだ｡｣
蓼｢じゃあ､余計怪しいんじゃ…｣
龍弥｢コイツの毛嫌い具合は手をかける事すら嫌レベルだ｡｣
綾子｢えぇ｡ 女なんて絶滅しちゃえ❤｣
蓼(口調は軽いが､内容はとても不穏だ…)
龍弥｢ところで何で空はお前の事をこんなに怯えているんだ?｣
空｢コイツが突然クモの糸で縛り付けて操を奪うとかワケ分かんない事言って襲ってきたんだ｡｣
霜｢それで雷ねぇ…｣
蓼｢ていうか､操って……｣
龍弥｢……………綾子…｣
ブワッ
綾子｢な､何かな?｣
龍弥｢三年前…お前に言ったよな…滅しない代わりにコレからは稚児の精気を吸うだけで操ましてや血肉を奪うなと……確かそう約束したよな?｣
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