第弐章ー蜘蛛ノ絲

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綾子「そ…それは…」 龍弥「約束を破るとなればコチラとしてはお前を滅させてもらおう…」 綾子「や~ん❤ それだけは勘弁して!!!!」 龍弥「…………と言いたい所だが…質問に答えてくれれば見逃してやる。」 綾子「え?」 龍弥「この糸に見覚えは無いか?」 龍弥は糸を取り出した。 蓼「その糸は?」 龍弥「今回の被害者とは別の女の子に絡みついていた。 恐らく次のターゲットにするつもりだったんだろ。」 綾子「あら❤ この糸って絢子(アヤコ)のじゃない?」 霜「アンタも綾子じゃない。」 綾子「私のあやこは綾子で今のあやこは絢子よ。」 空「ややこしいな。」 龍弥「その絢子ってのは?」 綾子「私の妹よ❤ といっても、仲悪いから全然会ってないわね❤ 嗜好の違いって奴?」 龍弥「…………ついでにその絢子は女を襲ったりするのか?」 綾子「男好きなのは女郎蜘蛛の質だから当たり前だけど………私ほど重症じゃないからソレぐらいいけるわよ。」 龍弥「なるほど……じゃあ…犯人はソイツで決まりだな。」 綾子「絢子が何かしたの?」 霜「この近くにある村の娘達を攫ったの。」 綾子「へぇ、女を攫うなんて物好きね❤ まあいいや。 それじゃあ龍弥くん❤ またねぇ❤」 シュッ!! すると、綾子はその場から消えた。 霜「逃がしちゃって良かったの?」 龍弥「質問にはちゃんと答えたから逃がしても問題ない。」 霜「でも、その肝心の絢子はどうやって探すのよ?」 龍弥「それなんだよな~。 追尾用に飛ばした式神は途中で消されたから分かんないし…」 空「さっきの人に聞いときゃ良かったね。」 龍弥「そうだな…」 蓼「………あのさ…」 龍弥「何だ?」 蓼「臭いの元……あるじゃない…」 龍&霜&空「え?………………………アッ。」 龍弥達は龍弥の持っている一本のクモの糸を見た。 そして... 龍弥「この先からか? 蓼。」 蓼「うん。 間違いない。」 霜「ここねぇ…」 龍弥達は広場のような所に出た。 そして、ソコには沢山の女の子がクモの巣に貼り付けられていた。 霜「見た感じ正解ね。」  
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