第弐章ー蜘蛛ノ絲

8/10
68人が本棚に入れています
本棚に追加
/152ページ
空「早く助けないと!!」 ??「そんな事させると思うの?」 蓼「誰だ!?」 すると、上空より金髪の女性が降りてきた。 霜「綾子に似てる…」 空「でも、瞳の色が違うよ。」 蓼「ということは…」 龍弥「お前が絢子か?」 絢子「そうよ♥ 教えたかしら?」 龍弥「お前の身内に聞いた。」 絢子「あぁ、綾子に聞いたのね♥ アイツ…私とは気が合わないのよね~。 綾子は稚児が一番って言うけど……私はおじ様系が一番なのよね~♥ あなた達はどう?」 蓼「そうね……庇護欲が湧きそうな奴。」 龍弥「真面目に答えんな。」 霜「私はそこらのガキやジジイより龍弥君が一番良いわ!!」 龍弥「お前は何言ってる?」 絢子「龍弥君って誰よ?」 霜「このポニーテールビューティーよ!!」 龍弥「何だその言葉は?」 絢子「アラ♥ 本当に良い男♥ 将来が楽しみね♥」 霜「アンタなんかに龍弥君はやらないよ!!」 龍弥「お前のものでも無いぞ。」 空「というより………話ずれてんぞ…」 龍弥「そうだな……率直に聞こう。 村の娘達を攫ったのはお前か?」 絢子「その通りよ♥」 龍弥「それは何故だ?」 絢子「ごめんなさい♥ 教える事は出来ないわ♥」 龍弥「そうか………じゃあ…攫った娘達を返してもらおうか?」 絢子「それも出来ないわ♥」 龍弥「なるほど……では、致し方ない。 滅殺させてもらうぞ。」 絢子「それも断るわ♥」 蓼「………ゴチャゴチャ五月蝿いわよ!!」 ジャキッ!!!! 蓼「とっとと娘達を解放しなさい!!」 ダッ!!!! 蓼は両手の爪を伸ばして絢子に走って向かっていった。 龍弥「アッ!! 勝手に行くな!!」 蓼「ハァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!」 絢子「……………」 ピンッ!! 蓼「!!!?」 すると、蓼の動きが空中で止まった。 空「え!? 動きが止まった!!」 霜「何!? 超能力!?」 龍弥「いや。 良く目を凝らして見ろ。」 空「え?………アッ!! あれって!?」 蓼(糸か!!) 絢子「そうよ♥ ここは私の巣なのよ♥ 罠の一つもあるわよ♥」 蓼「クッ!! 外れない!!」  
/152ページ

最初のコメントを投稿しよう!