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ー金天京ー
霜「頼まれたものは全部買った…………………しかし………」
☀ジリジリジリジリ……
霜「暑い……」
☀ジリジリジリジリジリジリ………
霜「もぉー!!!!!!!! 梅雨時期なのに何で一滴も雨降らないのよ!!!? 何でこんなに晴れ晴れなのよ!!!!!? 湿度が高いのもイヤだけど暑いのはもっとイヤなの!!!!」
??「あの~…」
霜「何⁉💢💢」
??「ヒィッ!!」
霜「ん? アナタ…」
ー屋敷ー
空「なぁ? 龍弥。」
龍弥「何だ?」
空「龍弥以外に導師って何人いるんだ?」
龍弥「え? 確か…五百人はいるな。」
空「そんなにいるのか?」
龍弥「まあ、三流や二流を除けば二十五人って所だな。」
空「少ないな。」
龍弥「金天京で有名なのは師匠と詠斗と……彩穂と真織と澪呼と俺だな。」
蓼(自分で有名って言うか?)
龍弥「それじゃあ次は…」
空「そ…そういえば…もう水無月なのに雨一滴降らないね…」
龍弥「…………空…」
空「な…何?」
龍弥「探求心があるのは感心するが……勉強から逃げようとするのは感心しないな~…」
空「な…何のことやら…」
蓼「逃げても次の勉強の時間にプラスされるから意味ないわよ。」
龍弥「というわけで…ちゃんとこの問題を解くこと。 分かった?」
空「は…は~い…」
蓼「……にしても…ホントに雨降らないわね。 もう水無月入って十三日経ってるのに…」
龍弥「あぁ…タダの天変地異か……若しくは……」
霜「ただいまー!! 頼まれたもの買ってきたよー!!」
龍弥「あぁ、ありがとう。」
霜「あとさ……沢山お客が来たよ…」
龍弥「沢山?…」
龍弥「…………ホントに…沢山だな…」
霜「部屋に入りきれない……」
蓼「お茶淹れたけど……」
??「スマン…」
龍弥「別に良い。」
蓼「知り合い?」
龍弥「河童の浩太郎だ。 俺より1つ年下で二年前に出会った。」
霜「金天京の隣にある大きな池に住んでるのよ。」
空「じゃあ……この等身大の泥人形は?」
龍弥「泥田坊。 で一番前にいる人は銀蔵さんだ。」
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