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ー帰路ー
蓼「………あれ? そういえば…依頼の方はどうしたの?」
龍弥「無論包み隠さず真実を教えたさ。」
霜「そしたら、春をコッチに寄越せと言ってきたのよ。」
龍弥「無論そんなのは断った。 あくまで俺の原因究明だ。 ウチの従業員を得体の知れない人物になどやるか。」
霜「そして……私達のコンビネーションで依頼料ふんだくったわ。」
龍弥「あぁ…それでもまだ良心的だがな…」
蓼(ホントに良心的か…)
空「………春…」
春「……大丈夫よ!! ちゃんと納得したから…それに…」
ハラ…
春「え?」
ハラハラ…
空「あっ…」
ブワァァァァァァァァァァ……
すると突然、白天京から空を覆い尽くす程の桜吹雪が飛んできた。
蓼「キレイ…」
霜「あの大樹のかしら…」
空「最期の力を振り絞って…」
『じゃあ…な…』
春「え?」
『短い…間だが……楽し……かった…』
春「………私も楽しかった…」
龍弥「……真夏の桜も良いもんだな…」
続
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