第伍章ー朽葉ノ山

2/23
68人が本棚に入れています
本棚に追加
/152ページ
ー葉月十二日ー ー首都『金天京』ー ー天守邸ー ガッシャァァァァァァァァン!!!!!!!!!! 龍弥「春ー💢💢💢‼‼‼‼‼‼」 パリィィィィィィィィィン!!!!!!!!!!!! 蓼「春ー💢💢💢‼‼‼‼‼‼」 バキィィィッ!!!!!!!!!! 龍&蓼「春ー💢💢💢💢💢💢‼‼‼‼‼‼‼」 春「ア…アハハハハハハハ~………ごめんなさ~い!!」 霜「………春が此処に来て…早三週間…」 空「怒られっぱなしだな…」 霜「……私はあの子ってもう少し…しおらしいかと思ったけど……ムチャクチャ元気じゃない…」 空「まぁ……大樹での会話や土蜘蛛との戦闘の時はしおらしさは一切無かったから……全く違和感はないけど……」 霜「………まぁ…雑談はそれぐらいにして……早く今日分の宿題を終わらしてくれない?」 空「じゃあ、何で春は遊んでんだよ!?」 霜「春は終わってるからもう良いのよ。」 空「早っ!!?」 霜「アンタが遅いのよ。」 空「霜の鬼!! 山姥!! 阿修羅!!」 霜「雪女よ。」 バサバサッ!!!! ポッポー 龍弥「ん?」 バサッ!! ポッポー ポトッ 一匹の鳩が龍弥に向けて飛んできて、龍弥に手紙を渡した。 ポッポー バサッ!!!! そして、鳩はそのまま何処かへ飛んでいった。 蓼「………何今の?」 龍弥「天皇家の紋が刻まれてたから朝廷専属の導師の式神だろ。」 ビッ!! 龍弥「……………」 蓼「……何て書いてあるの?」 龍弥「…………空、霜。 宿題はそこまで。 直ぐに出かけの準備だ。」 霜「え? 何で?」 龍弥「天皇から直々のお依頼だ。」 ー西都『白天京』ー 蓼「この前来たばっかりなのに…」 霜「また来ちゃったわね…」 龍弥「前来たのは吉野区。 今此処は伊都区。 そして、今目の前にあるのが…」 春「白天京最大の霊山…高野山。」 空「デケー…」 蓼「でも、キレイな山……黄金色に輝いて…………え?」 霜「………黄金色?」 龍弥「そう…今は葉月……この時期は青々としてなきゃいけないのに黄金色……つまり…木が枯れてるんだ…」  
/152ページ

最初のコメントを投稿しよう!