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闇を消してしまう程の
歪んだ町の光で
君の心の潰れる
音をまた思い出したんだ
何をすべきかわからず逃げた僕を許せないよね
うまく言葉に出来なくて
曖昧な態度で誤魔化して
うまく開かない左目と
アンバランスな君の笑顔
聖なる夜がやってくるとその度心に浮かぶんだ
黒い髪が僕の胸を締め付ける
引き裂く程に強く強く苦しいくらい
冷たい風が心の奥まで吹いている
涙流してた君を
見てみぬふりしたあの日の
卑怯な僕の姿を
忘れたくても忘れられない
12月の綺麗な空気が潰れるくらい重たくて
黒い髪が僕を過去に縛りつける
動けないくらい体中絡んでほどけやしない
ノイズの混じった君の声がまだ聞こえる
聖なる歌が今年も町に響いてる
あの日の君が目に焼き付いて消えることなく
君のその黒い髪がいつまでも…
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