狂う

2/2
前へ
/134ページ
次へ
うなじの 香水かげば 私は狂います 嗚呼 独りにしないで もっと香らせて 月明かりだけ 窓際に差し込んだ 独り夜に うちひかれて 分かってるのに 受け止められなくて 愛しさと憎しみの狭間で 私はさまよう 淀んだ 私の心を操る 狂う月 花びら ちらちら 降り注ぎ 誠に身を焦がす 契り深ければ 離れられないのは 世の定め 香らせて 私が忘れないように
/134ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加