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月に照らされ 生きるのです 唯 華を咲かすために 哀れな夜の唄 月の涙 集めれば 一つの 答えが生まれるわ 愛しさも 切なさも 全て 忘れたのに どうしても 消せない 影があるのです 何時か 枯れるだろう 私が華を咲かせば 冷たく 滴る 朝露は甦らない 空に飛ばして 強く強く 羽ばたいて あの夢が 空に吸い込まれてしまえば 私は泣くことが出来る 雲に隠れ 独りで死ねる 強さも 儚さも 私には無いから 最期だけは 潔く 散らして
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